柾(まさ)割りの概要

「まさ」の割り方を書いていきたいのだけど、そもそも一連の流れを把握しないとなんのことやら?となってしまうので(僕自身が最初話だけ聞いててもさっぱりわからなかったので)汚いですが自筆の絵をまじえて流れを説明します。

実際はもう少し細かいのですが今回はおおざっぱに。

ほんとに汚くてすみません。そのうち直接PCで書けるようになります。


①玉切りした丸太をケーキ見たいに割ります。丸太の長さは約一尺(30センチ)


②三角に割ったものをさらに一寸(33ミリ)の厚みに割ります。年輪に対して直角なのが柾目と言います。繊維が並行に細かくならんだ状態に見えます。


③銑かけ。皮の部分と丸太を切った時の木口(年輪の見える断面)を銑(せん)という道具を使ってきれいに。なおかつ直角にします。


④専用の鉈で半分に割ります。


⑤さらに半分に半分に半分にとくりかえしていきます。最終的に16等分にします。つまり

33ミリ÷16≒2ミリ

の板が16枚できあがります。


⑥板を無理矢理修正して少し長さ方向に反らせた状態にします。

これで一連の作業が終わり。


下の写真みたいなのが出来上がります。これで8枚だったかな。