しもかぷ工房について

しもかぷ工房は北海道の占冠(しむかっぷ)村で活動している木工クラフトの工房です。

「しもかぷ」とは占冠村の名の由来「シモカプ」、アイヌの言葉で「とても静かな川の上流の場所(異説もあり)」からきています。

音の響きが気に入ったこともありますが、由来もなんとなくいいなあと思って工房の名前としていただきました。

むかしむかしアイヌの青年が雄大な激しい川(鵡川)をさかのぼっていったら山に囲まれたとても静かで豊かな場所をみつけて、そのホッとした感が音の響きにあらわしたみたいで(あくまで僕の想像ですが)、そんなモノづくりっていいなあと思います。

工房は10年ほど前に惜しまれつつも廃校となった旧占冠小学校の教室を借りています。

運動場は春にはエゾエンゴサクやタンポポが咲き乱れます。

なんとなくゆったりした時間が流れている小さな村です。毎日の生活の中で少しだけでもホッとできる時間を演出するお手伝いができればと思いながら一個一個ていねいなモノづくりを心がけています。職人は今のところ僕と助手の3人だけ。大量にはつくれないのでお届けに時間がかかってしまうこともありますが、ちょっとゆったりした心で待ってやってください。